声優専門学校の中でも学生からの人気が高く、毎年入学希望者の多いアミューズメントメディア総合学院は、東京の恵比寿と大阪に校舎があります。
声優専門学校としては珍しい、土日や夜間のクラスも開講していて、社会人や大学生であっても週一から声優の授業を受けることができます。
声優を目指す若者からの認知度が高く人気もあるアミューズメントメディア総合学院ですが、声優業界や現役声優の評判・評価はどうなっているのでしょうか。
アミューズメントメディア総合学院の評価
「声優学校Navi」では現役の声優、および声優専門学校の卒業生からアンケートを頂きましたが、あらゆる声優専門学校の中でもアミューズメントメディア総合学院は高い評価を獲得しています。
声優業界からの評判の良さが、アミューズメントメディア総合学院卒業生のオーディション合格率にもはっきりとつながっています。
2021年度のアミューズメントメディア総合学院の実績は、卒業生の66%が声優プロダクションの所属オーディションに合格となっています。
2018年度は73.8%、2019年度は67.7%と、毎年のように高い卒業生実績を出しています。
66%という”就職率”は声優専門学校ではズバ抜けて高い実績です。
また、惜しくも声優プロダクション所属とならなかった生徒の多くは、付属声優養成所に特待生として合格しています。
声優専門学校の中には、所属契約を勝ち取る卒業生がほとんど出ないような声優専門学校もあります。
声優の才能があったとしても、その才能を十分に開花させることができなかったり、チャンスが少ないことで声優デビューの夢を遠のかせる可能性もあります。
声優専門学校を選ぶ際には、各声優事務所からの評判であったり、毎年のオーディション合格率をチェックすることも大切です。
その点においては、アミューズメントメディア総合学院は業界からの評判が良く、オーディション合格率も高いのでおすすめと言えます。
カリキュラムと授業内容
アミューズメントメディア総合学院の声優学科には、全日二年制の声優本科と、夜間や週末に自分のペースで授業を受けられる声優専科とがあります。
高校生のほとんどは声優本科に入学し、ダブルスクールで通う大学生や社会人は声優専科へ入る方が多くなっています。
アミューズメントメディア総合学院に入学した1年次には、発声や呼吸法、滑舌の基礎などからカリキュラムがスタートします。
さらに感情表現や読解力を鍛えるために、朗読や演技の授業がカリキュラムに多く組み込まれています。
声優の基礎的なトレーニングに加えて、アフレコやダンス、ヴォイストレーニングのような実践的な授業も1年次からあります。
2年次になると、演技やアテレコやナレーションなど、より実践的な授業が増えていきます。
また、卒業前の声優事務所の所属オーディションを見据えて、オーディション対策なども行なっていきます。
アミューズメントメディア総合学院の授業例
発声基礎
体力トレーニングから始まり、呼吸法や発声法を学びます。声優や俳優の基礎とも言える授業です。
表現基礎
自分の声を使って様々なことを表現する授業です。
美語話法
正しく美しい日本語を学ぶ授業です。発声練習も行い、正確に聞き取りやすい話し方を学ぶ授業です。
朗読
物語を音読する授業です。感情表現の仕方や想像力を高める授業です。
演技基礎
基本的にエチュードを行います。エチュードとは、状況設定だけが与えられた状態から、アドリブで演技することです。
ヴォイストレーニング
最近の声優は舞台で歌うことも多くなってきたので、声優専門学校のカリキュラムでもヴォイストレーニングは必須です。
ダンス
ヴォイストレーニングと同じく、最近は多くの声優専門学校がカリキュラムにダンスを取り入れています。
基礎演習
プロの声優としての心構えやメンタル面を学ぶ授業です。座学が中心になりますが、実習をやることもあります。
アフレコ
色々なアニメを題材にして、実際に声を当ててみる授業です。マイクワークや演技力を学びます。
ビジネスマナー
一般常識だけでなく、声優業界でのビジネスマナーやルールも学びます。
演技実習
俳優や舞台監督が講師を務めて、舞台での演技を学びます。声優は俳優であるという考えのもと、本格的な役者演技を学びます。
表現実習
戯曲の台本を使って、役作りや想像力を高めるための授業です。
総合実習
色々な台本を使って、表現力や読解力から、滑舌や発声などをトータルで学ぶ授業です。
ナレーション
実際に映像を見ながらナレーションを行うことで、ナレーターとしての技術を学ぶ授業です。